ヒップホップ用語
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よく使われるHIP HOP用語

owlbear
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ヒップホップを聴いているとよく出てくるヒップホップ特有の用語があるかと思います。

また、YouTubeのコメントやヒップホップ好きな人との会話の中でもヒップホップ特有の用語が出てきます。

今回はそんな「よく出てくるけど実は意味わかってない」であろう用語を解説つきで紹介する講義になります。

今回の講義で得られる知識

ふくまる
ふくまる
  • ヒップホップ用語について
  • 特有の言い回し
  • 用語の使い方の注意点

 

ヒップホップ用語とは

 

ヒップホップに限らず、いろいろな分野においてスラング(隠語)は付き物だと思います。

例えば、みなさんの仕事や仕事場での特有の専門用語やスラング、学校の特有の言い回し、友人同士にしかわからないであろう合言葉的な用語や言葉。などなど…

そういった特有の言い回しや専門用語がヒップホップには結構多い気がします。

スラングとは

 

スラング
「slang」は、一般的な言語の代わりに特定のグループやコミュニティで使用される非公式の言葉や表現である。ラッパーや若者など特定の人々が使う言葉で、日常会話や歌の中でよく見られる。スラングは、そのグループのアイデンティティを表すために使われることが多く、時代や文化によって変化する。

Weblioから引用

 

スラングというといわゆる「Fワード」や特定の誰かを「蔑むような言葉」になりがちですが、我がブログである「夜ふかしさんのためのHIP HOP講座」ではクリーンな運営を心掛けているので基本的に極力扱わないようにしています。

くまごろう
くまごろう

お子様~復帰勢の方、遅咲きのヒップホップ愛好家さんのためだよ!

 

ふくまる
ふくまる

このブログについての記事にも書いてあるのだ!

 

ラップに関するよく使われる用語

 

ここからは「楽曲の説明」でよく使われている用語を紹介します。

1.Lyric(リリック)

リリックとは曲の歌詞のこと。
対義語は「Epic(エピック)」。

2.Beat(ビート)

本来はリズムを刻み打楽器などを叩いたもの。
ヒップホップ的にいうとまだラップが乗っていない曲(バックトラック)のことを指します。

くまごろう
くまごろう

つまりラッパーにとってビートは乗り物ってことだね!

また、このバックトラックを作る人のことをビートメイカーと言います。

3.Flow(フロウ)

フロウはラップのメロディのこと。
イントネーションやリズム、言葉の区切り方でつけていく抑揚のことです。

4.Rhyme(ライム)

「ライム=韻」のこと。
韻の基本は文末で母音を合わせることです。
また、合わせることを「韻を踏む」と表現します。
仕組みで言えば「オヤジギャグ」と一緒ですが、似て非なるものだと個人的には思っています。

ふくまる
ふくまる

たいがいセンスが無い人が「オヤジギャグ」と形容するのだ!

5.Gimmick(ギミック)

「ギミック=仕掛け」のこと。
ビート、リリック、フロウ、ライムを巧みに操ってウィットに富んだアイデアのことを指します。

6.Verse(ヴァース)

「ヴァース=Aメロ・Bメロ」に相当するもの。歌詞の「1番・2番。」
実際にはAメロ・Bメロという概念は日本人が好む傾向がありますが、海外ではあまりそういった概念がありません。
単にサビではない部分のことです。
また、最近ではラップバトルの際のラップ部分をヴァースと言います。
ちなみにバースを歌うことを「ヴァースを蹴る」と言います。

7.Hook(フック)

「フック=サビ」のこと。
ヴァースを引き立てるフック。逆もまた然り。
フック自体の意味は「引っかける」という意味がありますが、「Hook Up=繫げる」という意味を転じて無名のアーティストを「引き上げる」という意味もあります。「Push Up」に近いかも。

 

楽曲の中でよく使われる用語

 

リリックで使われることが多い用語を紹介します。

 

1.Hood(フッド)

「Hood=地元」という意味で使われることが多い。「Neighborhood(ネイバーフッド)=近所」という単語も稀に使われます。
「ヒップホップを愛する者は地元も愛している」という文化がヒップホップでは根強いため、楽曲のリリックでもよく使われます。

2.Respect(リスペクト)

「Respect=尊敬・感謝」のこと。
ヒップホップという文化における最重要項目であり、感謝ができない=セルアウトの烙印を押されることもしばしば。

3.Sell Out(セルアウト)

「Sell Out=裏切り者」のこと。
「魂を売り渡した」、「仲間を売った」のような「Sell=売る」と言った意味合いが強いです。
あとは「ダサい」という意味でも使われ、文脈や使い方次第で意味が変わります。

4.Disrespect(ディスリスペクト)

Respectの対義語。通称:ディス。
「尊敬できない」、「嫌い」という意味ですが、相手に「明確な敵対心」を伝える楽曲のことをディスソングと言います。
ダウンタウン松本人志が番組内の企画でラッパーのD.O.が発言した「お前ディスってんの?」を拾い上げ、日本で普通に使われる言葉になりました。

5.Wack(ワック)

「ワック=偽物」のこと。
つまりセルアウトなやつのことです。
Fake(フェイク)も同じ意味で使われます。

6.Hater(ヘイター)

ラヴァーの対義語。
ラヴァーは「○○が好きな人」。
ヘイターは「○○を嫌っている人」。

7.Dope(ドープ)

「ドープ=最高!」のこと。
この「!」が大事です。最高なものにはなんでも付けていい便利な言葉。
「ドープな曲出してくれてありがとう!」みたいなコメントだったり、
「このソファー、マジでドープだわ!」みたいな日常会話でも使えます。

 

まとめ

 

まだまだあると思いますが、今回筆者がざっと思い付いたのはとりあえずこれくらいです。
実際、既知の言葉もあるかと思いますが、大概は今回挙げていったもので通用すると思うので覚えておいて損はないと思います。

今後も思い付くたびにこの記事を更新していきますのでお楽しみに。

今回は「ヒップホップでよく使われる言葉」についての講義でした。

 

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この記事を書いた「夜ふかしさん」
Peri.
Peri.
20年以上HIP HOPを掘り続け、その見分を広めようと始めた当ブログ『夜ふかしさんのためのHIP HOP講座』の管理人。 学生時代から小規模ではあるものの地元でDJとしてイベントオーガナイズやプロモーションに携わってきました。 現在は趣味としてGraffitiやビートメイクに興じ、知人と楽曲制作をしています。 生粋のディガーであり、レコードやCD、HIP HOPの資料を未だに追いかけています。 2児の父。お小遣い1万の極貧生活。 あと歴史好き。特に三國志。
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